2つ目の習い事を増やす前に 時間・お金・本人の気持ちの確かめ方
習い事を2つ目に増やすか迷ったとき、曜日・送迎・費用・本人の気持ちの4点で確かめる手順をまとめました。学年が上がると学習系の支出が増える傾向も国の調査で紹介します。
増やしたくなる場面は、学年で変わる
小学校低学年では「ほかのこともやらせてみたい」、中学年以降では「友だちと同じ教室に通いたい」という声が増えがちです。中学生では、部活動や受験との兼ね合いで「何か足す」より「何を減らすか」の相談になることもあります。
文部科学省の「子供の学習費調査」(令和3年度調査)では、学校外活動費を「補助学習費」(自宅学習、学習塾、家庭教師など)と「その他の学校外活動費」(体験活動、習い事など)に分けています。公立の学校では、小学校5年生以降に補助学習費の割合が、その他の学校外活動費を上回っています。
学年が上がると、通わせたいものが習い事から学習系へ移っていく家庭が多いということです。編集部は、2つ目を考えるなら、この先1〜2年の予定も一緒に見ておくほうが安心だと考えます。
決める前の4つの確認
曜日と送迎
2つの教室が同じ曜日に重なると、移動と夕食の時間が一気に詰まります。曜日を分け、週に1日は空けておくと、振替や体調不良の休みにも対応しやすくなります。送迎が要る教室が2つになると、迎えの担当を決める手間も倍になります。
同じ施設で別の曜日に開かれる教室や、学校から歩いて通える場所を選ぶと、送迎の負担は軽くなります。教室をさがすで曜日を絞ると、候補を絞りやすくなります。
お金は年額で見る
月謝が1つ増えるだけでなく、入会金、用具、保険、発表会や検定の費用が加わります。月ごとの金額でなく、1年分を書き出してから、家計のなかで続けられるかを確かめます。きょうだいがいる場合は、きょうだい割引の有無も教室ごとに違います。
本人の気持ち
本人に聞くときは「やりたい?」だけでなく、「いまの習い事は楽しい?」「ほかにやってみたいことはある?」と、現状も合わせて聞きます。2つ目は、1つ目が楽しく続いているときに足すほうが、うまくいきやすいと編集部は考えます。1つ目で気が重くなっているなら、増やす前に1つ目の見直しが先です。
時間の余裕を見る
習い事が増えると、宿題や睡眠の時間が削られやすくなります。厚生労働省は「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を公表しており、年代ごとの睡眠の目安もそこで確かめられます。具体的な組み方は、習い事と宿題・睡眠の時間割をどう組むかで紹介しています。
増やさない、という選択
2つ目を足さない判断も、十分に前向きな選択です。1つ目を続けながら、家で遊ぶ時間、友だちと過ごす時間、家族の時間を残すことも、子どもの毎日の一部です。「いまは1つで十分」と決めて、半年後に見直す、という進め方もあります。
次にやること
出典・参考にした公式情報
教室の情報は、公式サイトや市・団体の公開情報をもとに確認日を添えて載せています。内容が変わっていることがあるため、最新の情報は各教室にご確認ください。