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習い事と宿題・睡眠の時間割をどう組むか

厚生労働省の睡眠ガイドの目安から、習い事の終わる時刻と宿題・就寝時刻を逆算する考え方を整理します。曜日ごとの詰め方、見直しのサインも紹介します。

時間割の土台は、起きる時刻と睡眠時間の目安

習い事の曜日を決める前に、土台になる数字を2つ決めておくと、あとの調整が楽になります。ひとつは朝起きる時刻、もうひとつは睡眠時間の目安です。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月)の「こども版」では、小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠時間を確保することが推奨されています。3〜5歳は10〜13時間という目安も、同じ資料の中で紹介されています。ガイドによると、この数値は米国睡眠医学会の推奨を参考にしたものです。

ガイドは、小学生以降は早起きの習慣を保ったうえで、推奨される睡眠時間から逆算して夜寝る時間を決めることを勧めています。朝の時刻が決まっていれば、寝る時刻の範囲も決まります。

朝6時30分に起きる場合睡眠の目安寝る時刻の範囲
3〜5歳10〜13時間17時30分〜20時30分
小学生9〜12時間18時30分〜21時30分
中学生8〜10時間20時30分〜22時30分

表の時刻は、ガイドの数値から単純に計算した例です。子どもによって必要な時間は違います。目安を超えているかどうかより、朝すっきり起きられているかを合わせて見るのが現実的です。

習い事の終わる時刻から逆算する

共働きの家庭では、習い事が終わってから家に着く時刻が、夜の予定すべてを押し下げます。習い事の終了時刻に、移動時間を足してみてください。

小学生が21時に寝るとして、逆算する例を挙げます。

  • 20時50分 布団に入る
  • 20時10分 入浴と歯みがき
  • 19時30分 夕食
  • 19時00分 帰宅

この例では、宿題を済ませる時間が夕食の前にしかありません。習い事が帰宅後の宿題にかかる日は、宿題を先に済ませるか、習い事の前に学童や自宅で片づけるかを、あらかじめ決めておく必要があります。

曜日の組み方の考え方

編集部は、習い事の曜日は次の三つの見方で並べると、無理が出にくいと考えます。数字は固定ではなく、家庭ごとに置き換えてください。

帰宅が遅い日を続けない

帰宅が遅い日が連続すると、睡眠の時間を削る形になりやすくなります。習い事が2つある場合は、間に何もない日を1日はさむ組み方が考えられます。

宿題の量が増える日を避ける

学年が上がると、宿題や予習の量は増えます。学校の時間割によって、宿題が重い曜日は家庭ごとに違います。1か月ほど様子を見て、重い曜日を把握してから習い事を入れると、組み直しが少なくなります。

休みの日を1日は空ける

週末に大会や発表会の練習が入ると、休みの日がなくなります。ガイドでは、休日の遅い起床が夜ふかしを招きやすいことも指摘されています。休日も起きる時刻を大きくずらさない過ごし方が、平日の寝つきにも影響します。

中学生は夜ふかしになりやすい時期

ガイドは、小学生は早寝・早起きが得意である一方、思春期には夜ふかし・朝寝坊になりやすくなると説明しています。部活動や勉強、友人との付き合い、デジタル機器の使用で夜遅くまで活動することが増えるためです。

中学生になって習い事と部活動を両立する場合は、帰宅時刻の遅さに加えて、寝る前の過ごし方も見直す対象になります。ガイドは、デジタル機器は寝室に持ち込まず、別の部屋に置くことを勧めています。また、就寝前1時間以内の激しい運動は、睡眠の質を下げる可能性があるとされています。夜の遅い時間帯に練習がある習い事では、帰宅後に気持ちを落ち着かせる時間を見込んでおくとよいでしょう。

見直しのサイン

時間割が合っているかは、子どもの様子に出ます。

当てはまることが続くときは、曜日を動かす、回数を減らす、振替の日を変えるなどを試します。やめるかどうかを決める前の調整として、習い事のやめどきの記事も参考になります。

文部科学省も、十分な睡眠を含む規則正しい生活習慣づくりを、「早寝早起き朝ごはん」国民運動として社会全体で推進しています。家庭だけで抱え込まなくてよい課題です。

次にやること

  1. 朝起きる時刻を決め、睡眠時間の目安から就寝時刻の範囲を書き出します。
  2. 候補の習い事の終了時刻に移動時間を足し、夕食・宿題・入浴を並べて、就寝時刻に収まるか確かめます。
  3. 教室をさがすで曜日を絞り、終了時刻が早い曜日があるか見ます。
  4. 体験レッスンの前に、教室へ「終了時刻」「延長の有無」「振替ができる曜日」を聞いておきます。
  5. 始めて1か月たったら、朝の様子と宿題の進み方を家族で話し合い、曜日を見直します。

はじめて習い事を探す場合は、はじめての習い事ガイドも合わせて確認してください。

出典・参考にした公式情報

  1. 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(令和6年2月)
  2. 農林水産省 令和6年度食育白書「早寝早起き朝ごはん」国民運動(文部科学省の取組)
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