習い事の費用は学年でどう変わる?国の調査で見る小学生から中学生
文部科学省の調査で、公立の小中学生の学校外活動費を学年別に整理。習い事などの費用と塾などの費用の比率が、小6ごろから入れ替わります。
国の調査で「学校外活動費」を見る
文部科学省の「子供の学習費調査」は、保護者が1年間に子ども1人のために支出した費用を調べています。習い事の費用は、このうち「学校外活動費」に入ります。
学校外活動費は、2つに分かれます。
| 区分 | 含まれるもの |
|---|---|
| 補助学習費 | 学習塾、家庭教師、通信教育、参考書など、学校の学習に関わる費用 |
| その他の学校外活動費 | スポーツ、音楽・絵画などの芸術文化、習字・そろばん・外国語会話、体験活動、国際交流など |
調査の分類では、水泳・野球・サッカー・武道・体操は「スポーツ・レクリエーション活動」です。音楽・舞踊・絵画は「芸術文化活動」、習字・そろばん・外国語会話は「教養・その他」に入ります。「その他の学校外活動費」には、入場料や自主的な検定の受験料なども含まれます。習い事の月謝だけの額ではありません。
小学校から中学校まで、学年ごとの違い
公立学校の学年別の金額です(年額・円)。
| 学年 | 学校外活動費の合計 | 補助学習費 | その他の学校外活動費 |
|---|---|---|---|
| 小1 | 216,850 | 80,572 | 136,278 |
| 小3 | 230,993 | 76,470 | 154,523 |
| 小6 | 307,345 | 186,559 | 120,786 |
| 中1 | 278,315 | 172,481 | 105,834 |
| 中2 | 341,591 | 249,354 | 92,237 |
| 中3 | 446,096 | 390,200 | 55,896 |
学校種別の平均では、公立小学校の学校外活動費は256,489円で、補助学習費が112,485円、その他の学校外活動費が144,004円です。公立中学校は356,018円で、補助学習費が271,574円、その他の学校外活動費が84,444円です。
公立では小学6年生から、補助学習費の割合がその他の学校外活動費を上回ります。 調査でも、この点が学年別の特徴として示されています。
その他の学校外活動費は、小3の154,523円と小4の154,521円が最も多く、中3は55,896円まで下がります。学年が上がるほど習い事が減る傾向はありますが、この数字だけでは理由はわかりません。部活動や学習時間の増加などが考えられますが、調査はそこまで示していません。
年間の予算を立てるときの考え方
編集部は、学年が上がるたびに「学習の費用が増える分、習い事の枠をどうするか」を家庭で話し合っておくと、あとで迷いにくいと考えます。
- 小学校低学年は、習い事の費用が学校外活動費の中心です。
- 小学校高学年から、学習塾や通信教育の費用が増え始めます。
- 中学3年は、補助学習費だけで平均約39万円です。習い事との両立を、中2のうちに考えておくと余裕が出ます。
人口規模の大きい市区町村ほど、学校外活動費は多い傾向があると、同じ調査で示されています。地域によって水準が違うため、全国平均は目安にとどめ、教室の月謝や用具代を直接比べて決めるのが確実です。
次にやること
- 今の習い事の費用を、1年分で書き出します。月謝以外の費用は、月謝のほかにかかるお金の項目を参考にしてください。
- 学年が変わる前に、塾や通信教育の予定を家族で話します。
- 習い事を探す場合は、教室をさがすで曜日や地域を絞り、体験の前に費用の内訳を教室に聞きます。
- 就学援助などの公的な支援は、お住まいの市の窓口で最新の内容をご確認ください。
出典・参考にした公式情報
教室の情報は、公式サイトや市・団体の公開情報をもとに確認日を添えて載せています。内容が変わっていることがあるため、最新の情報は各教室にご確認ください。